ATTEMPT
特徴的な取り組み
01
欧州メソッドとテクノロジーに基づく育成指導
01アーセナル公認指導者による世界基準の育成
ユーロフットボールアカデミーには、アーセナル公認最高位の指導者が在籍しており、欧州のトップクラブでも導入されているトレーニング理論に基づいた指導を行っています。 私たちが重視しているのは、ただ感覚でボールを蹴るのではなく、「10回蹴ったら10回同じ軌道で飛ばせる」ような再現性のある技術を身につけることです。これこそが本当の“技術”であり、海外で通用するようになるための土台です。 そのために、フォーム・力加減・視線の位置まで、細部に徹底的にこだわります。ただ走る、気合でやる、といった指導ではなく、なぜうまくいくのかを論理的に説明し、数値や仕組みで納得しながら成長できる環境を整えています。 「努力すればうまくなる」ではなく、「正しく努力すれば、確実にうまくなる」──それが、私たちの提供できる育成です。
02GPSや映像解析を用いた、理屈に基づいた指導方法
ユーロフットボールアカデミーでは、「なんとなくの感覚」ではなく、「根拠ある育成」を徹底するために、GPSや心拍計測器を導入しています。 選手一人ひとりの走行距離・スプリント回数・心拍数などのデータを可視化することで、パフォーマンスの客観的な評価が可能になります。 これにより、選手自身が「どのくらい走れているか」だけでなく、「どの強度で走っているか」「なぜ疲れたのか」「どのプレーで負荷がかかっているのか」といった内的要因まで理解できるようになります。 私たちは、単に練習を積み重ねるのではなく、選手自身が自分の状態を“理解しながら”取り組むことこそ、最速の成長に繋がると信じています。
03 オンライン学習の導入
ユーロフットボールアカデミーでは、選手や保護者の皆様に向けて、BANDアプリを活用した定期的な情報発信を行っています。試合や練習の解説、ハイライト映像、ドキュメンタリー形式の動画など、現在7種類のコンテンツを毎週更新。活動の様子や個々の課題、クラブとしての考え方を、好きなタイミングで視聴・確認することができます。「クラブで何が起きているのか」「今、選手に何が必要なのか」が常に“見える”状態をつくることで、選手・保護者・指導者が一体となって育成に取り組める環境を整えています。
02
選手を取り巻く育成環境
01高校生との対外試合・二年生時には三年生の集う大会に。
ユーロフットボールアカデミーでは、大成高校をはじめとする全国の高校チームとの練習試合を継続的に実施しています。高校生のスピード・強度・判断力を肌で感じる中で、それに通用する“本物の技術”を習得することが目的です。そのため、公式戦(Tリーグ)でも下級生の積極的な起用を行っています。2年生が3年生カテゴリーに出場するのはよく目にする光景であり、年齢にとらわれず「強度」と「質」の高い環境下でプレーする経験が、選手たちの飛躍を支えています。さらに、当クラブは「育成」を掲げるクラブとして、できる限り多くの選手が実戦の機会を得られるよう、環境づくりに力を注いでいます。プレー時間や出場機会は、選手の取り組みや成長段階に応じて異なりますが、どの選手にも実戦のステージに立つ可能性があるという前提で指導にあたっています。 他クラブでは公式戦に出場できずに3年間を終えるケースも珍しくありませんが、ユーロでは年齢や序列に関係なく、実力と日々の取り組みに応じて出場の機会が巡ってくるのが当たり前です。 「育成をするクラブ」という方針のもと、全選手がピッチに立ち、競争し、成長できる環境が整っています。
02 練習パートナーは全国で活躍した高校生や社会人
トップカテゴリーの設立に向けて、ユーロのトレーニングには、全国レベルで活躍してきた大学生や社会人選手も日常的に参加しています。関東選抜経験者をはじめとする、豊富な実績と実力を持つ選手たちが、あらためてユーロで「技術」と「判断」を学び直しているのです。その練習は大人でも難しいと言われるほど高度で厳しく、実際に参加する社会人選手たちも日々チャレンジを強いられています。 その結果、アカデミーに所属する中高生たちは、全国トップクラスの“実戦強度”の中で日々プレーすることが可能となっています。その中でも、求められるのは正確なボールコントロールと瞬時の判断力です。ただがむしゃらに戦うのではなく、技術と頭脳の両方が求められる環境が整っています。 世代を超えて競い合う刺激的なトレーニング環境が、選手一人ひとりの潜在能力を最大限に引き出しています。セミプロの選手と一緒にトレーニングを行うことでより実践的な判断速度と細部の質を習得できます。
03 多彩な進路を実現する、強固な進路ネットワーク
進路アドバイザーの豊島氏をはじめ、当クラブは高校・大学・Jリーグ各方面との強固なネットワークを築いています。2024年度の合宿では、Jクラブのスカウト部門の方々にも視察にお越しいただきました。高校進学だけでなく、大学進学やアカデミーからの直接プロ入りなど、多様な進路の選択肢が広がっています。こうした実績の背景には、正確にボールを蹴る技術、状況に応じた判断力、そして多様な球種を蹴り分けられるスキルがあります。ただ走れる・闘えるだけでなく、「考え、技術で解決できる選手」を育てているからこそ、各カテゴリーのスカウトや指導者から高い評価を受けているのです。
04 海外に挑戦できるチャンスも
海外挑戦を見据え、クラブでは現在、選手のキャリアを専門的に支援できる代理人の起用を進めています。すでにポルトガルでは当クラブ出身のプロ選手が誕生しており、実際に海外で活躍する10名を超えました。今後はアメリカやスペインなどとのネットワーク強化にも注力していきます。重視しているのは、海外に出ること自体ではなく、どこでも通用し、評価される力を身につけること。特に海外では、技術や判断といった本質的な力がストレートに評価されるため、実力ある選手にはぜひ挑戦してほしいと考えています。その力を証明する舞台として、海外は理にかなった選択肢であり、私たちは日々のトレーニングと試合を通じて、その準備を徹底しています。
05 ユーロラボ──細部を可視化し、改善するための専用施設
選手の「細部の質」を徹底的に追求するため、ユーロフットボールアカデミーでは複合型トレーニング施設「ユーロラボ」を設置しています。ここでは
- 映像・データ分析によるフィードバック
- ポジショニングや身体操作に関する個別ミーティング
- トレーナーによるケア・リハビリ・予防治療を一貫して実施することが可能です
天候や外気温などに左右されない環境で、“誤魔化しの効かない細部”を見つめ直すこと。それが、世界基準で通用するプレーヤーへと成長する土台になります。
03
豊富な出口戦略
関東の最高峰リーグ「プレミアリーグEAST」に進学できても、プロになる確率は最大で約14%です。これは非常に限られた数字であり、決して簡単な道ではありません(※ユーロによる統計調査より)。 では、そのプレミアリーグEASTに所属する高校に入ること自体、どれほど難しいのか? 答えは、全国の高校サッカー部員の中でわずか約0.5%、つまり200人に1人しか届かない非常に狭い門です。 さらに、高校サッカーでは「フィジカル(身体的な強さやスピード)」が重視される傾向があります。 では、特別に足が速いわけでも、身長が高いわけでもない選手はどうすればいいのか?ユーロフットボールアカデミーは、この問いに対して明確な答えを持っています。私たちは「技術」「判断力」「再現性」に徹底的にこだわり、選手一人ひとりの理想のキャリアに合わせて多彩な出口を用意しています。
01今までの取り組み
- 高校サッカーとの強力なリレーションシップ
- 新たな提携校との連携強化
進路アドバイザーには、全国屈指の指導実績を誇る大成高校サッカー部監督の豊島氏を迎えています。豊島氏の豊富なネットワークを活用し、全国の強豪高校との繋がりを拡大。選手たちが希望する高校サッカー部へのセレクション参加や練習試合の機会を積極的に提供し、進路確保に注力しています。
クラブ独自の進路支援ルートを構築中。合宿やトレーニングの場で選手のプレーを直接見てもらう機会を増やし、より多くの選択肢を生み出しています。
02 今後の取り組み
- 2025年度、新設のトップチーム
- 海外サッカーとの連携強化
- Jリーグとの強い繋がり
「体が動くようになるまでじっくり待てる育成環境をつくりたい」──そんな想いでトップチーム(社会人セミプロクラブ)と提携を行います。選手としての成長だけでなく、キャリアの幅を広げるための道を提供し、世界に羽ばたく人材を輩出します。
トップチーム新設に伴い、アメリカやスペインなど欧州リーグに強いエージェントと契約を予定。トップチームはもちろん、アカデミー段階から海外プレーを視野に入れたトレーニングを行い、グローバルに活躍できる基盤を築きます。
進路実績に表れるように、Jリーグ下部組織への選手輩出も実績豊富です。2024年度末の合宿にはあるJクラブのスカウトが帯同し、選手のスカウトを実施。今後もこうした連携を拡大し、より多くのクラブとの協力体制を築いていきます。