MEDICAL
メディカル

受傷

Euro football academyでは将来のパフォーマンスを高めるために受傷からの復帰に力を入れています。

日本は受傷歴の多い選手がたくさんいます。私たちは日本代表等を施術しているトレーナーによるメディカルチームを発足させ、受傷させない。悪化させない。しっかり治す。
ということに力をいれております。また技術指導は受傷率を下げる効果的なフォームの習得の意味合いもあり、栄養やリカバリーの重要性なども合わせて指導します。
選手の身体を守ることは選手の将来を守ることです。受傷歴の多い選手を欲しがるプロクラブはありません。 怪我をしながら戦うことは目の前の勝負にこだわるあまり、将来の可能性を狭める行為だと捉え安全な競技復帰を進めています。
怪我をしない身体つくりはもちろんですが、トレーニングはそもそも破壊行為です。筋肉へのダメージだけでなく成長期のこども達には身長や体重をのばす休息が必要です。



目的
受傷部位の再受傷リスクを低下させる。

痛みがなくなれば完治したわけではありません。切り傷も出血が止まり、かさぶたができると、痛みがなくなるかもしれません。しかしそれは通常の皮膚とは違う状態であり動けばまたすぐに出血してしまいます。同様の事態が皮膚の中で起こっているとき、痛みの有無でプレーを再開するべきではありません。怪我が癖になるという表現の多くは完治していない中でプレーを再開したことによる再受傷が原因です。

受傷部位以外の受傷リスクを低下させる。

完治していない中で運動を再開させると代償動作が発生しやすくなります。これは無意識にかばっているもので本来強い筋肉でコントロールしていた動作を弱い筋肉でカバーしてしまうこともあります。そうすると当然、別の部位を受傷する結果になります。受傷部位だけでなく全身運動として問題がないかを大切にしています。

フットボールの質を保つ。

何もしなくても身長や体重が変化する年代です。受傷時の離脱期間によってはボールの蹴り方や走り方でさえ代償動作が染みついてしまいます。年代があがるとシュートが入らなくなる選手が多くいますが、それは体重の変化や強度の変化に対して、動作の再習得をしていないために発生する事象です。完治していない中でプレーすることで同様の質の低下が多く発生します。痛みの中で一生懸命プレーして得られるものが質の低下であることは選手が最も避けるべき問題です。

クラブは以下のフローに従って選手の競技復帰を安全に行います。

1受傷

応急処置
ヒアリング

2治療フェーズ

医師の診断・評価
クラブトレーナーの評価
機能回復・動作再獲得

3フットボールリハビリテーションフェーズ

加減速・方向転換を含む運動確認
テクニカルスキル代償動作確認
心肺機能の確認

オステオパスの
専門的関与について

チーフトレーナー只野先生からのコメント

01 受傷発生直後におけるオステオパスの役割

受傷直後は、外傷の重篤度を適切にスクリーニングすることが求められます。オステオパスは、解剖学と神経・筋骨格系の評価スキルを活かし、

  • 急性期における疼痛・腫脹・可動制限の迅速な評価
  • 危険兆候(red flags)のスクリーニング
  • 医師への適切なリファレンス判断

などを担い、選手の状態把握とチーム内の連携に寄与します。



02 治療フェーズにおけるオステオパスの関与

診断後の安静期・治療期において、オステオパスは以下のアプローチを通じて治癒プロセスを支援します

  • 血流・リンパ流の改善による炎症の軽減
  • 軟部組織(筋膜・靭帯・腱など)のバランス調整
  • 神経支配と自律神経系の安定化(特に内臓ー体性反射への配慮)
  • 代償的に緊張を起こしている部位への調整

この段階では「患部そのもの」ではなく、「患部に影響を与える全身の構造」を再統合することが目的です。



03 リハビリフェーズでのサポート

リハビリ期は、局所の運動療法や筋力強化が進む一方で、

  • ファシアの滑走不全
  • 関節間の微細な可動制限
  • 身体の左右差や荷重バランスの乱れ

が残存することで、動作エラーが再発のリスクになります。オステオパスはこのフェーズで、

  • 構造の対称性と滑走性を高める徒手アプローチ
  • 脳と身体の協調を再構築するための感覚―運動系の再統合
  • 一次呼吸(Primary Respiratory Mechanism)や中枢神経系の調整による全体的な回復促進

を提供し、選手の動作精度を根本から支えます。



04 競技復帰フェーズにおける再発予防と最終調整

競技復帰時において重要なのは「競技前よりも良い状態」で戻すことです。オステオパスは以下の観点から選手を支えます。

  • 微細な可動性の検出と調整(例:仙腸関節、距骨下関節など)
  • 頭蓋―仙骨系のバランス調整による中枢神経系の統合
  • プレー時の“違和感”を拾い、構造レベルでの原因を探る
  • スパイクや姿勢など、パフォーマンスに関わる構造的最適化

競技復帰後も継続的に観察し、「怪我をしにくい身体」を創るサポートを行います。



まとめ

オステオパスは、「痛みの部位」ではなく「なぜその部位に負荷が集中したのか」という構造と機能の全体的視点から、受傷から競技復帰までの各段階において選手を支えることが可能です。 これは医師や理学療法士、アスレティックトレーナーとも補完関係を築ける「チーム医療」において、オステオパシーが真に活かされる瞬間です。

メディカルアドバイザー

PLT協会代表理事

只野 拓也

只野 拓也

日本における医療は世界のレベルと比べても遜色ない水準だと認められています。

しかしながら、アスリートを含む体のケアに関しては20~30年遅れをとっているとも言われております。

例えば腰痛には特異的疾患(オペ、投薬、リハビリなどで治せる)と非特異的疾患(医療では原因不明とされる)が存在します。

特異的疾患に関しては、日本でも世界水準の治療を受けることが出来ますが、非特異的疾患に関しては、日本において治療法が確立されておらず、整骨院や整体院に行っても、患者が満足できる治療を受けることが出来ておりません。

また、腰痛患者全体における非特異的疾患の割合は85%とも言われております。

腰痛だけでなく、このような原因不明の痛みを抱えたままトレーニングを行うことで、体がボロボロになってしまっているアスリート達が日本には数多く存在しております。

そんな現状を変えたく、私は世界水準の治療法(主に徒手療法)をフランスの先生方より直接指導を受け、今もなお学び続けている他、日本全国の治療家の先生方へ治療技術の指導も行っております。

もし日本のアスリート達が、ジュニア年代から適切且つ的確な体のケアを受ける事が出来れば、ケガや痛みに悩むことが少なく、純粋にスポーツに打ち込める環境を作れると信じております。

まずはユーロ・フットボール・アカデミーという素晴らしいチームをメディカルの部分でサポートしていきたいと思います。

前野 真一郎

前野 真一郎
経歴

理学療法士免許取得
総合病院における急性・回復期病棟にてキャリアをスタート
10年前から自費整体領域での業務と講師業に従事
現在はPLT整体院/協会での施術業務と講師業を担う



(臨床研究経歴)

2018年に「肩こり筋への徒手療法前後の筋硬度に対する超音波エラストグラフィを用いた定量的評価の試み」の研究論文作成と日本運動器疼痛学会でのポスター発表

2019年に「腕橈骨筋に対する徒手療法介入前後の筋硬度変化に対する超音波エラストグラフィーを用いた評価法の試み」の研究論文作成とJOSKAS(日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会)でポスター発表

株式会社Daichi メディカルセンター 代表

木下 大地

木下 大地

ジュニア、ジュニアユース年代において本気で競技の技術力向上を考える際には身体の成長及び心の成長をふまえてトレーニング、コンディショニング、ケア、キュア等を考えなければなりません。

身長だけをみても第二次成長期には男の子で平均10センチ程度、女の子で約8センチ程度は伸びると言われています。千差万別の成長著しい未完成の身体に如何ほどの負荷をかければ有効で有用であるのか、状況に応じては選手達を個別にコント ロールしなければなりません。

また、ホルモンバランスの変化などにも注視が必要で、社会環境の変化などでの心の変化にも配慮しなければなりません。モチベーションが上がらなければ集中したトレーニングはこなせませんし、生きていく為に必要な人間性はサッカーだけをみ ていては磨かれません。

しかしながら、この年代のチームにおいてそれらを考慮してアドバイスやケア、コンディショニングを行うトレーナーが帯同することは稀であります。

その場合、監督コーチや保護者がこれらを管理監督することとなりますが、専門性を必要とされ、選手に寄り添い、時として指導者への提言やアドバイスが必要とな る難しいポジションをこなすことは監督コーチや保護者という立場からは不可能に近いと言わざるをえません。

今後、チームから日本を代表するようなプロ選手を輩出すること、プロになれずとも日本を背負って立つ未来の優秀な人材を輩出することを考えるならばこの年代からプロ同様に優秀なトレーナーが帯同することはとても重要なエレメントであります。

私は、過去にも全国屈指の高校サッカー部において15年に及ぶトレーナー業務に 携わらせて頂き、現在では多くのJリーガーをはじめ、海外選手や日本代表選手た ちをクライアントとしてサポートさせていただいております。

また、その上で多くの日本を代表するドクター達とも懇意にさせて頂いております。

何かあればメディカルチームとして連携し協力を頂く土壌もしっかりと作ってまいります。

ユーロフットボールアカデミーは、監督、コーチ、はたまた進学に関するアドバイザーも含めてサポートする全ての関係者など取り巻く環境が、この年代のクラブ チームとして唯一無二であり大変素晴らしいチームだと感じております。

私もメディカルチームの一員として、今まで得た知識経験を活かしつつこの素晴らしいユーロフットボールアカデミーから世界に出ていく優秀な人材を輩出するため 全力を尽くしお手伝いさせて頂きます。

多数のプロ選手から
支持して頂いています

ジャック(木下先生)は常に
アップロードされてて、とにかく凄い!

ジャック(木下先生)は常にアップロードされてて、とにかく凄い!

この男に治せない怪我はない。

高橋諒 選手(Jリーガー)
体の不調を感じたらまず木下へ木下第一。 またの名をジャック。安心安全信頼の木下。

治療を受けたら
パフォーマンスが上がります!

三竿健斗 選手(サッカーポルトガル一部リーグ)
治療を受けてからパフォーマンスが上がり、身体も動きも良くなりました!いつも前向きな言葉でも元気つけてくれて、週一回鹿島に来て治療をしてもらうほどお世話になりました!

サッカー選手としての今があるのは
間違いなく木下先生のおかげ

星キョーワン 選手(Jリーガー)
15歳の時からお世話になってます。 僕は怪我ガチな選手なんですが、その度に完治させてくれて、サッカー選手としての今があるのは間違いなく木下先生のおかげです。治療の内容も日々アップデートされており、行く度に体の変化を如実に感じる事が出来ます。いつも真摯に向き合ってくれるので何か体に変化があれば真っ先に連絡してるいるぐらい信頼してる先生です。

治療家としても凄いのですが、人としての魅力もあり、木下先生のおかげで人間的にも成長する事が出来ました。本当にこれまで何度もピンチを救ってもらった先生です。これからも1番頼りにしてます。

身体を見るプロ。
まさにゴッドハンド

岡崎亮平 選手(Jリーガー)
ジャックとは湘南時代からの付き合いで僕が試合に出れずくすぶっている時に、まだまだ持っている力の半分も出せていないよと言われたのが印象的な出会いです。

身体を見るプロから言われたら説得力は間違いないです。そしてその力を一緒に引き出してくれ、パフォーマンスがあがりました。まさにゴットハンド

『ゴットハンド木下🤚』

和泉竜司 選手(Jリーガー)

たった1度の治療で
「これは普通じゃない」
…と身体が感じてしまいました。

坂圭祐 選手(Jリーガー)
場所的には車で約1時間と決して近くはない距離だったので、今回だけになるかもしれないと正直思っていました。

しかし、たった1度の治療でこれは普通じゃないと身体が感じてしまいました。怪我を早く治し、パフォーマンスを上げるためにはジャックに治療してもらい続けた方がいいと思ったのです。

それから僕は毎週のように通うようになり、気になったことがあると相談するようになりました。しゃべりは面白くないのが残念ですが、腕は確かだと思います。